めぐる風、きよらかな水、すこやかな大地〜大地の再生「見立て講座」@霊芝寺(さぬき市)※満員につき受付終了
「きよらかな水」ときいたとき、みなさんが思い浮かべるものは何でしょう?
ある子どもはペットボトルに入っているお水を思い浮かべました。川も海も汚染がすすみ、身近な水辺は「きたない」、あるいは飲むと「あぶない」ものになっています。
信州に住んでいたころ、特に感動したのは湧き水の美しさとその美味しさでした。毎朝わたしは原生林に通い、森の湧き水で顔をあらい、のどを潤しました。
味も香りも美味しさも、普段飲んでいる水道水やペットボトルのお水とは全く違います。ふわっとおなかのなかに溶けていき、全身の細胞がみるみるよみがえるようでした。「あぁこれが生きたほんもののきよらかな水なんだ!」と、感動したことを今でも覚えています。
香川にもどってきて残念なことは、そんな美しい湧き水がほとんどなくなってしまったことです。
山からの「生きた」雪解け水は生命力に満ち溢れているそうで、そのお水を飲むようになると60代や70代でも妊娠するそうです(詳しくはこちら:「70代でも妊娠します」by ナカムラクリニックさん)。
通常、女性は50代くらいには更年期に入り、生理がとまります。しかし、湧き水の美しいスイスのジュネーブなどに移り住むことになったご年配の方々のなかには、閉経をすでに迎えていても子どもができる方がいるそうです。つまり、「からだ」は卵子をどこかに保存していて、「生きた水」に触れると「いのち」が芽吹く。閉経は「とまる」だけで「おわる」わけではない。いつか生命のバトンをつなぐ機会をまちながら、大切に大切にからだのなかにその機能を残しているんじゃないでしょうか。わたしたちのからだはほんとうに神秘そのものだなと感じます。
「水」こそ生命の根源なるもの。
その「水」も、香川では今やほとんどの湧き水が飲めない状態になっています。むかしの文献をひもとくと、香川にはむかし、あちらこちらに飲むことができる美しい湧き水があったそうです。
きっとだれだって水がきれいな場所で暮らしたい。水の美しさこそ、その土地の住みやすさや心地よさの大きな指標になってくる。そして次の世代に少しでも生きたきよらかな水をひきついでいくことができたら、地球はもっと住みやすくて生命力あふれる美しい星になるのではないでしょうか。
「大地の再生」に関わる活動は、ひいては生きた水をよびもどす、その大きなきっかけになると感じています。
11月23日(祝)、環境再生医であり、樹木医でもある矢野智徳さんを招いて「大地の再生 見立て講座」を開催します。
映画「杜人」をみた方も、みていない方も、スコップひとつで自分の足元から実践できる「大地の再生」について、いっしょにたのしく学びませんか。体力がある方もない方も、だれでも無理なく参加できます(映画「杜人」の上映会も10/28に霊芝寺さんで開催します。くわしくはこちら)。
場所はさぬき市のお山のふもとにある霊芝寺(れいしじ)さんにて。
霊芝寺さんではまもなく新しい建物を建てる予定ですが、その予定地にある木をどうするかご相談いただいたのが今回のイベント開催のきっかけでした。
大地の再生のワークショップは、今や日本全国で展開されています。
今回の見立て講座を開催するにあたり、最初は知り合いの大地の再生士の方に来てもらう予定でしたが、長年、矢野さんのもとで学んでいるお弟子さんたちでさえ、未だに矢野さんの見立てに驚かれることがたくさんあるそうです。矢野さんをお招きできるならぜひ矢野さんに来てもらった方がよいとアドバイスをいただき、今回、運良く矢野さんを招いての開催の運びとなりました。
なかなかない、矢野さんから直接学べる機会!ぜひぜひ、ご参加ください。
→ こちらのイベントはキャンセル待ちでのご案内になっておりましたが、キャンセル待ちも多くなりましたのですでに受付を終了しております(11/15追記)。
どうしてイノシシがやってくるのか?
木たちの役割?
見えない大地のなかの空気と水の流れをどうよむ?
木々や草、生きものたちからのいろいろなサイン、、、
きっと、おどろきとわくわく、たくさんの学びに満ちた素晴らしい機会になるとおもいます。
⭐️ 当日のプログラム ⭐️
9:00- 受付開始(客殿にて)
9:30- オリエンテーション
見立て講座 座学(@客殿)& 実習(霊芝寺敷地内)
(途中で休憩をはさむ予定です)
12:00- お昼休憩(各自、お昼ご飯を持参ください)
13:00- 見立て講座 つづき(途中で休憩をはさむ予定です)
16:30頃 終了予定
⭐️ 開催場所(霊芝寺)について ⭐️
香川県さぬき市末695。アクセスについてはこちらをご覧ください。受付場所は「客殿」となります。当日まよわれましたら、イベントちらしに掲載している携帯電話にご連絡をください。駐車場もございます。なるべくお乗り合わせのうえ、お越しいただけますと幸いです。
⭐️ おもちもの ⭐️
🌿 動きやすくてあたたかい、よごれてもよい服装
🌿できれば長靴(または動きやすい靴)
🌿雨具(雨の日の場合)
🌿スコップ(移植ゴテ)
🌿草刈りがま
🌿軍手
🌿おひるご飯
🌿お飲みもの
※ 以下のものをお持ちの方はぜひもってきてください(お持ちいただける方はご一報いただけますと幸いです🙏大変助かります)
ケンスコ、草刈機、つるはし、みつぐわ
⭐️ 参加費について ⭐️
おひとり5000円(税込)です。小中学生についてはおひとり500円(税込)。当日現金にてお支払いいただくか(できたらお釣りのないようにご用意いただけますと幸いです)、アロマテラピー丸理さん(主催者のひとり)の口座へ事前のお振込をおねがいいたします(振込手数料はご負担いただく形となります、あらかじめご了承ください):
【ゆうちょ銀行】記号 16330-2 番号 00298021 口座名 ヒロセマリコ
【他銀行の場合】店名六三八 店番 638 預金種目:普通預金 口座番号 0029802
⭐️ ちいさなお子さま同伴の場合 ⭐️
お子さまを連れてきていただいても問題ありません(予約時にお子さんのお名前と年齢は教えてください)が、当日、スタッフは子どもさんへの対応はできませんので、お子さまから目を離さないようにお願いいたします。客殿を使えるようにしますので、必要に応じて客殿をお使いください。
⭐️ 終了時刻について ⭐️
16:30終了を予定していますが、のびる可能性もあります。
矢野さんは最初のオリエンテーションでの参加者みなさまの自己紹介と、最後の感想の時間を大切にされているそうです。そのなかで共有されるものから学ぶことがあったり、さまざまなつながりを感じられるような貴重な時間になることが多いからだそうです。
「杜人」の映画にも「結(ゆい)」という言葉が出てきますが、大地の再生のワークショップは老若男女、さまざまな人々が同じ目的をもって関わりあう「結(ゆい)」の時間でもあります。遠方などからお越しだったり、次の予定がすでに決まっている方はもちろんお早めに帰られても全く問題ありませんが、可能でしたら最後までご参加いただけますと幸いです(お時間に余裕をもってスケジュールを立てていただけるとありがたいです)。
⭐️ 「見立て講座」の「見立て」とは
木が突然枯れる、樹木や植物に元気がないなどの原因がどこからきているのか、あるいは一見問題がないように見える場合も、地中で何が起きているのかを実際に現場を見ながら紐解いていくこと。
⭐️ 講師の矢野智徳(やの とものり)さんについて ⭐️
1956年、福岡県生まれです。花木植物園を営む家庭で育ち、1984年に矢野園芸を開始。1990年、環境NPO「杜の会」を設立し、環境改善に着手。2017年、一般社団法人「大地の再生 結の杜づくり」を設立(上のお写真は同法人HPより引用)。環境再生医、樹木医として、現在も日本各地を飛びまわり環境再生に取り組まれています。
⭐️ 霊芝寺における大地の再生への取り組みへのご支援について ⭐️
今回のイベントは、有志のメンバーによって開催しています。矢野さんを招くにあたってもかなり費用がかかってくるため、イベントの参加費だけですべてをまかなうのは厳しい状況です。もし、当イベントの趣旨に協賛いただき金銭的にご支援いただける方がいましたら、以下の口座(宗教法人 霊芝寺)までよろしくお願いいたします。あたたかなお気持ち、心より感謝いたします🙏
【ゆうちょ銀行】記号 16330 番号 06178071
【他銀行の場合】店名六三八 店番 638 預金種目:普通預金 口座番号 0617807
⭐️ お申し込みやお問い合わせについて ⭐️
→ こちらのイベントは満員につき受付を終了しています。
参加希望の方すべてのお名前(ふりがな)、当日ご連絡のつく電話番号をそえて、以下までお申し込みください(3日経ってもお返事がない場合、お手数ですがチラシに載っている電話番号までお電話いただけますと幸いです)。
ご予約先:jiyunaki*gmail.com(*を@に変換してください)、「じゆうな木」まで。
⭐️ 当日のお手伝い(ボランティア)さんも募集しています ⭐️
当日、お手伝い可能な方(駐車場の誘導、受付など)がいましたらぜひご連絡ください。
11月23日。きよらかな、生きたお水がふくふく湧き出る、そんな美しいふるさとを想い描きながら、同じ想いのみなさまといっしょにあたたかくてたのしい時間を過ごすことができますように🌈